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TouchDesignerとBeyond両方でのタイムコードの扱い

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SMPTEなどのタイムコードを受信して、TouchDesignerとPangolin Beyond両方をコントロールする必要があったので、対応方法を書いておきます。

案1: TC4000経由でSMPTEをPangolin Beyondで受信し、その内容をそのままMTCとして配信→ブリッジアプリ経由でOSCとして出力し、TouchDesignerはOSCを処理してタイムコードとして扱う

案2より複雑なのですがPangolin Beyondを中心に制御したい場合、有効です。一度Beyondのタイムラインが再生されるとSMPTEの信号が受信できなくなっても止まることなく動いてくれます。

TC4000について

TC4000
まずTC4000とは何か?知らない方もいると思いますがPanoglin BeyondでSMPTEを扱うためのハードウェアです。実際はこのデバイスでSMPTEをMTCに変換したうえでBeyond内部ではMTCを処理しているようです。デバイスを購入する必要がありますがSMPTEをBeyondで扱うには一番簡単で信頼できるかと思います。使い方はwikiで丁寧に説明されていますのですぐ使えると思います。要するにMIDIデバイスとして設定してください。

設定後、Settings->Configurationメニューからダイアログを開き、TimeCode in, Outタブから送受信の設定をしたのち、タイムラインのShow Propertyでもtimecode input, outputより指定してください。一見面倒で無駄な設定に思われますが、想定していないタイムラインが動き出さないようにするには重要な設定です。


私は、MIDIの送信先としてloopMIDIで仮想デバイスを作り、そこに送る方法をとっています。loopMIDI- 仮想MIDIデバイスアプリ

頑張ればTouchDesignerでもMTCを扱うことは可能ですが実装が難しそうなのでBeyondとTouchDesignerを中継するブリッジアプリを用意しました
これはMTCをOSCに変換し、そのまま送信しています。OSCはTouchDesignerでは簡単に処理できるのでそうしています。

案2 SMPTEのオーディオ信号を分配し、片方はTC4000へ、もう片方はPCのライン入力として扱いTouchDesignerのLTC In CHOPで処理する

この方法は一番シンプルだと思います。
Beyondでの受信設定は必要ですが、送信は必要ありません。
TouchDesignerではLTC in CHOPを入れるだけで簡単に扱うことができます。

ちなみに、こんな感じでLTC(SMPTE), MTCの切り替えができるようなtoxを作っておくと便利だと思います。

 

参考URL:

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